図書館員ピロコの日々

本が好き!だけではすまない毎日

厳しいガイドブック

この自治体の図書館には

「ガイドブックは3年経過したら除籍」というルールがある。

古いガイドブックを読みたい人はいないしね。

置いておくスペースもない。

 

でも熟成したガイドブックは歴史的興味が湧いてくる。

 

保存庫にあった大正14年版の『日本温泉案内』という本を

借りてみた。

 

一応写真が巻頭に載っているが印刷が荒い一色だし。

山ばかりで各温泉の特色がよくわからない。

 

あとは全部縦書きの文字のみ。駅より人力車有り。宿代は10園から20園。

温泉の歴史や効能は載っているけど、グルメ情報はなし。

 

うーん 読んでるとワクワクというよりドキドキする。

この時代、電話もないから予約なしでいきなり行くんだろうし

乗り換え案内のアプリもない。

無事に温泉旅館に宿泊出来るのか?

 

最後に注意として

「法外な料金を請求されたら勘定場に文句を言え。

ダメなら警察沙汰にしても良し 

言うなりに払うのは馬鹿者である。」と厳しいお言葉。

 

この旅行 リラックス出来るのか?

 

この本、鉛筆でいっばいがついている。

参考にして実際行った人がいるのかな?

ここまで時間が経つと書き込みまで貴重な記録に思える。

 

時間旅行が楽しめるのでオススメです。古すぎガイドブック❤️