図書館員ピロコの日々

本が好き!だけではすまない毎日

けむけむパニック

もうすぐ七夕祭り。

中央図書館から笹が送られてくるので

職業体験に来た中学生と飾りを作ったり、

利用者に書いてもらう短冊の用意をする。

バッチリ。後は笹を待つばかり…と思っていたら

館長が「今年は中央図書館から笹は送られて来ないと

メールが来たんですよ。」と怯えながら伝えに来た。

こんなギリギリになって…💢

 

困ってリーダーに相談すると「クリスマスツリー出そうか?」と

言ってくれたので、アハハ…と力なく笑ってその場を去る。

どうする?壁面に笹の絵を貼ってそこに飾りつけるか?

 

ふと窓から裏庭を見ると腰までのミニサイズだけど

笹が生えてる‼︎やった!

館長に頼んで切ってもらう。やれやれ良かった。

台に括り付けて高さをカサ増し。

Qちゃんと飾り付けをしていく。急げ急げ。

 

突然Qちゃんが忍者のように後ろに飛んだ!

「えっ?」と思って彼女の指さすところを見ると

毛虫!派手な色で毒ありまーすというヤツ。

 

動揺を抑えてゆっくりと脚立を降りる私。

2人でダッシュで退散。退治は他の人に頼んだ。

毛虫は4匹ほどいたそうだ。

調べたところタケノホソクロバという蛾の幼虫で

葉の裏に集団でいるそう。し、し、集団‼︎

当然撤去だ。

 

気合い入れて笹の絵を描きますよ。

ドキドキ💓ハラハラお話し会

今日はお話し会の日。

図書館ごとに勝手に開催しているわけではなく、

中央館にあらかじめ「この本とこの紙芝居を読みます。」と

連絡票を送り、(たまに物言いがつく)

開催後は参加人数と所感を送る。管理されてるのだ。

 

開催もなぜかこの地域の図書館、

一斉に水曜日15時半からと

決まっている。

幼児も小学生も来館してなくて

児童コーナーがシンとしている事が

すごく多いのだ。

15時から担当は会場準備をしたり、選んだ本の下読みを事務室で

しているのだが子供は来るのか?と毎回不安でたまらない。

一緒に読むQちゃんが何度も開架を見に行く。

「今、赤ちゃんとお母さんが絵本コーナーにいます。」

「じゃあ赤ちゃん絵本を読もう!

3時半からお話し会ってご案内して来て!」

(連絡票、意味な〜し)

ビッグブックの赤ちゃん絵本を引っ張り出していると

暗い顔でQちゃんが戻って来た。

「これからお兄ちゃんのお迎えがあるのでもう帰るそうです。」

「…そう。」

ガックリ。誰も来ないまま3時45分になったので会場を片付ける。

 

「何で3時半からなんだろうね〜。

保育園やお稽古事で忙しい時間帯なのに。」

「昭和を引きずってるのよ。」

毎週文句が止まらない。

実力さえあれば集客出来るのだろうか?

報告書に0と書くの嫌だなぁ。

 

事務室から読まなかった絵本を開架に戻そうとドアを開けたら

何という事でしょう!子供がいっぱい‼︎

近くの保育園から先生が引率して来たようだ。

事務室にいたQちゃんに「来た〜!」と報告。

2人で時計をバッと見る。15時50分。

「行く?」

「短いのなら2冊読める!」

 

子供でいっぱいの絵本コーナーで無事読み聞かせが出来た。

しかも参加者は10人💚大収穫だ。

首の皮一枚で危機を脱する事が出来た。

Qちゃんは16時からカウンター当番なので走り去って行った。

スリルいっぱいお話し会だった。

芸術とアルコール🍷

今日はお休み。

この時期を逃すと暑くなって、また出かけたくなくなるので

博物館と美術館に出かけることにした。

毎月行く目標だったのに

冬場サボってたのでハシゴしてノルマをこなす!

 

博物館、美術館の空間って好き。

そこにいる自分も頭良さそうに錯覚できて好き。

でもなぜかお腹が狂おしいほどに空く。

仕事の時よりずっと。

いろいろな情報を見聞きして頭を使うからだろうか?

すると仕事中は頭を使ってないのか?💧

 

博物館併設のカフェで休憩。

前から疑問に思ってたんだけど、

博物館、美術館は知の拠点なのになぜアルコールが

置いてあるんだろう?あるってことは推奨してるのよね。

酔うことで、考えずに感じるため?

検証してみよう!この後の美術館は苦手な現代美術だし。

 

赤ワイン+グラタンで実験開始。

昼の美術館での飲酒。この背徳感がたまらない。

 

ほろ酔いで美術館に到着。

いつもは子供の落書きにしか見えない現代絵画を

感じる事が出来るか⁉︎

酔っ払ってなんかいませんよ〜と

すまして鑑賞。

 

だりぃ〜! 解説を読むのがいつも以上にだるい!

全部同じ絵に見える。

足早に会場を出て売店で水を買って実験終了。

 

途中に飲酒はやめといた方がいいね。という結果でした。

危うく美術館にいる自分が嫌いになるところだった。

 

コラボ太り😿

私の大好きな絵本『ノラネコぐんだん』がスシローとコラボ!

グッズ欲しさに早速行ってきた。

ドリンクにエコバッグが付いてくる。

コーラ甘い🥤バッグ可愛い💚

 

プチローセットにポーチが付いてくる。

わあ。ゼリーとハンバーグとミニお寿司だぁ🍣ポーチ可愛い💕

 

他のバージョンも欲しいけどちょっと口直し。

ジンソーダとユッケ寿司と天ぷらと…

さて、もう一周 コラボドリンクとセットを…と

思ったけどもう甘いのは食べたくなかった。

大人のノラネコセットも作ってよ💧

日を改めるか。

 

これはコンプリートするのはなかなか大変かも。

選べないからダブりも出てくるし。

なんだか太りそうな春の予感☘️

でも 楽し〜😆!

 

4月1日 図書館がなくなる日

東京都清瀬市は利用者の減少に伴い、

6館ある図書館のうち4館を3月いっぱいで締めるそうだ。

代わりに本の宅配サービスを行うとのこと。

 

本に囲まれる没入感を味わうのも図書館に足を運ぶ醍醐味なのに。

他にも冬にちょっと暖まりに寄ったり、

暑い時に冷水機だけ利用させてもらったり、

トイレ使わせてもらったり

待ち合わせに使ったりと

何かと便利な存在だと思うんだけどな…

図書館が不要な社会になっていくんだろうか…

 

図書館存続の為に何かと気軽に寄ってくださいよ!

Wi-Fiも飛んでるよ〜(ない図書館だったらすみません)

ちかでちかう😠

今日は蔵書点検2日目。

昨日一斉に読み込んだ本のバーコードを集計して

あるはずなのにリストにあがって来なかった本を

探しに行く日だ。地道な作業。

もらった不明リストを見てガックリ。書庫の雑誌ゾーンだ。

埃っぽいし狭苦しい。背のないペラペラの雑誌から不明のものを

探すのは大変。無理な体勢を長時間。

蔵書点検中は接客しないので服装自由という事で

履いてきたデニムがキツい😱!

しゃがむと腰に食い込む。

ジャージにすれば良かった。

 

奥の書架にいるNちゃんが「ピロコさ〜ん、

1989年は昭和何年ですっけ〜?」と叫んで来た。

データが西暦なのに雑誌に書いてあるのは和暦なのね。

「Siriに聞けば〜?」と叫び返したが地下は電波が届かないそうで…

 

「え〜っと今昭和100年特集とかやってるから〜

1989年は〜昭和64年だね。多分」

「それって平成じゃないの〜」と、どっからかSさんの声もする。

 

腕も足も痺れ、叫ぶとデニムがさらに食い込む。限界寸前だ。

会話はSさんに任せて無視することにした。

明日からダイエットだ。

図書館で美術館🖼️

「昨日テレビで紹介された画家の画集があったら

借りたいんだけど。」

検索すると自館に数冊あった。

ご年配の人の為、画集は重かろうと

カウンターで待っててもらって取りに行く。

 

まずは大型本 やはり重い。見た目以上に重い。

もう少し小さい画集と美術雑誌も確保してカウンターに戻る。

 

「あったわ、これこれ〜」という代表作の絵を一緒に見る。

おお!同じ作品なのに発色が全然違う。

大型本の紙質が光沢を抑え、濃い落ち着いた発色。1番素敵💚

2位小さい画集、3位雑誌。

お値段と重さはダテじゃないのがよくわかった。

そして実物の絵はもっと綺麗なんだろうな。

美術館に足を運ぶ意味がわかった。今更。

 

「やっぱりこの本がいいですねぇ」と大型本を勧めたが

「重いから。」と小型の画集を借りて行かれた。そりゃそうか。

 

あまり開かれることのない大型の美術本。

ぜひ閲覧しに来て欲しい。

開けばそこは美術館よ! 重いけど。