開館前の作業の一つに、
昨日予約取り置き期限をむかえた本の処理がある。
期限切れのリストを見ながら予約棚から
該当の本をピックアップし、データを直したら
次の予約者に割り当てたり、書架に戻したり、よその図書館に
送ったりするのだ。
ピックアップしながら
「上巻が期限切れ…これは後に続く中巻、下巻も
取りに来てはくれないんだろうな」
「この本は他の自治体から借り受けた本…
あんなに面倒な手続きをふんだのに」
「これは人気の本で予約待ちがすごい数のヤツ、
無駄にこの棚で1週間寝てたのね」と様々な思いがめぐる。
まぁまぁ、本達は期限切れになっても他所で役立つし、
いちいち考えても仕方ない。
ここがケーキ屋さんでこれが期限切れになったケーキだったら
廃棄しながら泣くかもしれないけど。