図書館員ピロコの日々

本が好き!だけではすまない毎日

虎の威で貸す

怪我で動けない妻の気晴らしになる文庫本を

選んで欲しいという年配の利用者が来館された。

 

本人じゃないのでアレコレ持ってきて

試し読みしてもらう作戦は無理だ。

人気の本だと棚にないので、かつて人気だった本という事で考える。

聞けば普段本を読まない人らしい。(なのになぜ文庫本限定?)

好みのヒントがゼロ…

 

読み聞かせ絵本を探す時、どの子にもウケがいいのは

食べ物が出てくるお話し。

大人も美味しいものが出てくる話は嫌いじゃないだろう。

みをつくし料理帖シリーズ」をすすめてみた。

 

時代物?〜どうかな〜?という利用者に

ちょっと小声で「本屋大賞を取った作品です。」と言ったら

あっさり借りてくれた。

さすがだわ。大賞パワー。

 

図書館員大賞もあったらいいのに。大きな声でアピールできる。

その賞は作家的には微妙に嬉しくないかしら?