図書館員ピロコの日々

本が好き!だけではすまない毎日

和菓子の日❤️

レファレンスで

『嘉祥の日』について詳しく知りたい。 というのが来た。

期限に猶予があるお預かり案件だ。じっくり調べられるぞ!

 

こんな時、頼りになるのはGoogle様だ。

記事の引用元の本を突き止め、そこから蔵書検索する。

あれ?ヒットするのは和菓子屋さんのホームページばかり。

 

西暦848年(承和15年・嘉祥元年)の夏、

仁明天皇が御神託に基づいて、6月16日に16の数に

ちなんだ菓子、餅などを神前に供えて、疫病を除け

健康招福を祈誓し、「嘉祥」と改元したという古例にちなみます。

 

おお!お菓子の日の事なのか!

最も盛んだったのは江戸時代だそう。

大名、旗本は江戸城に登城し、将軍から菓子を賜ったそう。

握手会のような バレンタインのような クリスマスのような…

しかもズラッと並んだ盛り合わせ、どれがもらえるかわからない

(お菓子じゃない盛りもある)ギャンブル要素もある。

盛り上がったでしょうね〜

 

東京都立図書館のデジタルアーカイブ

『六月十六日嘉祥ノ図』という

行事を楽しむ浮世絵もあった。

「あ〜ん 拙者、まんじゅうより羊羹が良かった〜」

「誰かぁ拙者の干菓子と半分交換して〜!」

等と言っていたのだろうか。(なぜかちょいオネエ)

フフフ…と、レファカウンターで妄想笑い。

 

いいなぁ。また復活しないかな『嘉祥の日』。と思ったら

1979年 (昭和54年) 、全国和菓子協会が嘉祥にちなみ、6月16日を「和菓子の日」に制定  だそう。

楽しい旬なレファでした!