通勤は人波と逆行する。 みんなが駅に向かうのに
私は住宅地に入って行くのだ。
狭い道を急ぎ足の人とぶつからないように
身体の角度を変えつつ、忍者のように歩く。
前方に異様にゆっくり住宅地に
入って行くキューちゃんの後ろ姿が見えたので早足で追いつく。
私「おはようございます!っ‼︎」👀
彼女はコンビニで買ったレンジでチンするうどんの上に
オニギリを乗せ、片手にはペットボトルを持っていた。
歩みが遅いはずだ。
レジ袋をもらわないにもほどがある。
ていうかエコバッグ持ち歩けよ!
「お先です。」と言って彼女を抜いた。
道幅が狭いんだから仕方がない。
一緒にいるところを通行人に見られたくないから
ではない
ええ、決して…